護法新論（初-2編）★ゆうパック着払い 【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。 【作者】勝圀道人（カツクニノインシ、禿安慧カムロアンネ）作・序。水月老人序。 【年代等】初編：慶応3年5月、憂道斎序。慶応3年5月、水月老人跋。慶応3年9月刊。［熊本カ］清明館板。2編：慶応4年（龍心月黒博叉第五天）序。明治2年8月刊。［熊本カ］円月館板。 【備考】分類「仏教」。熊本・小国の善正寺に住した禿安慧が慶応3年に出版した仏教天文学の主著。初編は自説を隠さず明らかにする上巻「無隠篇」、西洋天文説を批判する中巻「平邪篇」、西説からの批判に応える下巻「護城篇」の3巻3冊から成る。なお、明治2年に同書2編が刊行されたが、2編は上・中巻が「護城篇」、下巻が「平邪篇」からなる。各巻とも多く図解を掲げるが、初編上巻に「士洲上黄道三規図」「須弥界風輪図」「眼目視線図解（各種図解）」など23図、同中巻に「天動地心之旧説」「地動日心之新説」「地如毬形図」など30図、同下巻に「地球説日月昇降図」「須弥界日体昇降之図」「日光斜射入水図」など20図。また、2編上巻に「惣別風輪図」「惣別風輪星現見為並行図」「内游星伏見図」など32図、同中巻に「天河入紫微垣図」「別風輪上之天河亘全天而見図」「秋天薄暮天河図」など19図、同下巻に「全体新論所出直割眼珠図」「箭形透晴珠達眼底図」など19図。 ★原装、題簽付・状態概ね良好（一部小虫）。【参考価格（初出品時の相場）：初編・2編揃いが、58,000円～162,000円、初編3冊が、某古書店で、45,000円】。