ライカMDです。MDのMはM型のMを、DはデーターのDを意味しているそうです。ライツは顕微鏡など学術用機器のメーカーとして出発しているのでそのDNAが継続していたようです。ファインダーや距離計の光学系を省略したライカをMD-2の時代まで供給していました。 学術用として使用されることで、データーメモを記入するためのプラスチック製のバーを挿入できるようにフィルム面に溝が加工してあります。（写真５）データーバーが入るように作られた底蓋をセットして使用します。データーメモと被写体を写しこむことができます。 ライカコレクションとしては、毛色の異なった面白いモデルですが、広角系レンズを使用するときにファインダーを別にセットして使用できます。また、ビゾフレックス専用としての使用もあります。 外観は、スレがわずかでキレイですが軍艦部の背面に鉄筆で数字が手書きで記入してあります。シャッターは正常に作動しています。