還暦前の断捨離として、コレクションしてきた人気作家さん方の作品を中心に少しずつお譲りしていこうと思います。
出品しているものは特別の説明のある一部のものを除いて未使用品です。
逸品の魅力に共感いただき、大切に使ってくださる方へ安価でお譲りしたいので、販売店はもちろん、個人でも転売目的でのご購入は固くお断りいたします。
転売を発見しましたら、約束違反として後日でも評価を「非常に悪い」とし理由も明記させていただきます。ヤフオクの別アカウントだけでなく、他の販売サイトでの転売でも同様に対処させていただきます。
私から直接の海外発送はしておりませんが、落札者様が海外へ転送する業者をご利用の場合は、その旨落札後の発送前にご連 絡いただければ、国内向けより大きめの箱の使用や緩衝材を多めに入れたりするなど、些少ではありますが対応させていただきます。
オークションを公平に行うべく、価格交渉やセット品の単品売り、即決への変更などオークション開催中の条件変更のご要望にはお応えいたしかねますので、予めご了承ください。
誠に勝手ではありますが、ご理解いただける方からのご入札をお待ち申し上げます。
「作者不明」は、私に作者や工房名の記憶が無いか不明確であるためで、決して「＝無名作家」という意味ではありません。
以前は購入価格の4～6割を目安に即決価格にて出品しておりましたが、転売を避けるためにオークション形式に変更させていただいております。
何卒ご理解をいただきたく、お願いいたします。

【本品について】
戦後の物不足の折、米軍から出た空き瓶を再利用して生まれた戦後の琉球ガラス。
そんな生きるために作られていた製品は、その後の沖縄観光ブームに乗って、代表的な「沖縄らしい」土産物になりました。
「青くて、可愛くて、キレイ」が売れていた琉球ガラスに工芸品としての味わいや美しさ、風情までをもった工芸作品として昇華させた第一人者が稲嶺盛吉さん、その工房の「宙吹きガラス 虹」の手仕事だと思います。
現代の名工に選ばれ、長男の盛一郎さんをはじめ多くの弟子を輩出して、現在の琉球ガラスを牽引しています。
泡を巧みに取り込んだ「泡ガラス」、土の膜をまとってから膨らませてひび割れ模様を作る「土紋」など、新しい表現と技法も生みました。
既に引退されてますが、その技法やチャレンジ精神は工房に引き継がれていくと思います。
私の個人的な好みではありますが、色ガラスが最も美しく見えるのは、光を反射させたときよりも、光を通して見る時だと思います。
稲嶺盛吉さんの作品も、 是非光を通して見ていただきたいと思います。
底裏面に「吉」の刻印が入っているものが盛吉さん作です。 ちなみに、「一」という刻印は稲嶺盛一郎さんの作品です。
本品は、盛吉さんの泡ガラスの皿を、私が壁掛け時計に仕立て直したものです。
ガラスドリルで中央に穴をあけ、ムーブメントを設置しました。
そのため、失礼ながら、中央付近に押されている「吉」の刻印が少し削れています（最後の画像）。
皿は表側に澄んだ濃い青、裏側に茶色の泡ガラスを重ねて、縁の部分に裏側の茶色い素地が見えるように作られています。
色が重なっている部分は光にかざすと緑色に発色します。
一枚目の画像の長針のあたりに白い模様が見えますが、光の反射ですので実際にはありません。
8年以上前に作ったもので、暫く使用していましたが、今回の出品にあたり、クウォーツムーブメントと針は新品に交換しました。
今回白い針を使用しましたが、赤とかでも面白いかもしれません。
針は上から色を塗ることは可能です。
ムーブメントは株式会社誠時の製品を使用しています。
ムーブメントと針は取り外しできますので、お好みのものへの交換も可能です。
ムーブメントは単三電池一つ必要です（本出品には含まれません）。
大切に使ってくださる方にお譲りしたいと思います。
サイズ： 約18cm×17cm×4cm（壁から縁までの高さ）

【ご注意事項】①郵便局の営業日のみの発送手続きとさせていただきます（午前10時以降に